買ってしまった

午前中はガキ共を公文に連れて行き、午後からGrande Puntoを見に出かけた。
素敵すぎるABARTHは、2ドア+MTという時点で、奥さんの同意を取り付けるのは早々だが諦めた。
FIATの取り扱いは基本Alfa Romeo系列のディーラーなので、MITOなんぞをじっくりと見てしまう。いいねこれ。買わないけど。
Puntoは試乗車があるとのことで、乗せてもらうことにした。思っていたより大っきいね。走りはどうだろう。
 
暫く走ってみて、戻って来る前に結論は出てしまった。結果は…
残念ながら見送り決定だ。
 
備忘録に感想なんぞ。

  • 外観はかわいい。ブルーがほとんど紺で良かった。
  • 中は意外と広い。男性4人でも十分だ。
  • 足回りはしっかりしている。ハンドルは重めで良い。切り替えて軽くできるのも良い。
  • 走り出して3,000回転(30〜40kmあたり)ぐらいでギアが切り替わるが、谷間が酷い。
  • 止まる寸前も、学習するのかもしれないがクラッチが切れるのが遅すぎ。
  • 踏み込んでみるとパワー不足はあまり感じないが、やはり一杯一杯か。
  • 内装ちゃちすぎ。これが見送りの最大要因。
  • キャディバッグが入らない…。

奥さん用のセカンドカーとしてなら外観は魅力的なんだが、ちょっと購入に至るまでにはかなり妥協が必要だ。Puntoが大好きな人でないと無理だろうな。
 
かなりガッカリしたが、帰り道にあるディーラーに寄ってある車の見積もりを貰うことにした。もちろんまだ買うつもりはないんだけどね。
そのディーラーには先月ちらっと寄っただけだが、覚えていてくれたようだ。
まだ試乗したことがないので、試乗させてもらう。予想通りで違和感がない。奥さんは運転したがらないのでそのまま見積依頼へ。
ここからは、重要な場面なので詳細に書いてみよう。
 

奥さんがトイレに行っているスキに、かねてからの作戦通り、PRIUSを選ぶかで揉めていると相談。なんとかよろしくとお願いする。
ちょうど購入予定だった4WDモデルのお得なディーラー限定車の設定があり、10万円分オプションのキャンペーンもやっていた。購入時期としては悪くない。
今のSURFが9月で13年なので、25万の補助金狙いで買うとしたら9月なんだけど、財源持つんでしょうかと話を始める。
すると下取りできるかもしれないと担当さんは言い出す。まだまだSURFは引き合いがあるらしい。
おいおい下取りつくわけ無いじゃんと思いつつも、25万前後だったら今決められますねと言われる。確かに。
査定は驚きの20万。おいおい14万km走ってるんだよ。あちこちガタガタだよ?いいの?
暫くして見積完成。30万値引きの提示。PRIUSがまだまだ安いので奥さんが興味なさげな発言(演技*1)。
オプション落としても良いから、もう少しなんとかなりませんかと切り出す。
店長にかけ合うとのことで10分程待つと、オプションそのままで、今日決めてくれるならと42万値引きの提示。
これ以上は社販より安いので無理とのこと。担当さんはだいぶやつれてきた。決断の時だ。
お得な限定車の上に、オプション10万分プレゼント、10万の補助金適用で、下取り20万か…。
さらに、元々標準仕様でパドルシフトやASC、クルーズコントロール、フォグが付いていて、HHDナビと後席TVと向こう3年の整備費用込みでこの値段。正直「や、安い!中古よりも安い!」と思った。
それでもオプションを付けてもらえないか交渉を始めたが、奥さんがこれで良いと言い出す。担当さんだけではなく奥さんも疲れてしまっていた。
払いは7月で良いが、担当さんは6月中にナンバー取得しても良いかと言う。どうしても今月中に売りを立てたいらしい。
どうやら本当に時期が良かったらしい。それに本当に車が売れないんだろう。しかし、飛び込みの客に即決を迫るとは驚いた。
挨拶に来た店長にもそのことを告げると苦笑い。担当さんは顔色がますます悪くなってしまった。すまん。
手付けを払って契約書にあっけなく署名。3時間で決めてしまった。大丈夫か我が家。
見送りの担当さんのほっとした顔と深いお辞儀が印象深い。

 
というわけで、買ってしまったデリカ D:5。
納車は7月末。そこから禁煙とお小遣いカットの地獄の日々が始まる。
 

*1:実はディーラーに到着する前に、PRIUSと乗り出し価格が同じぐらいならOKと奥さんの合意は取れていたのだ。