秘境巡り:後編

翌日は子泣き爺に襲われる夢で目が覚めた。何かいたのかもしれないね。
7時に朝風呂に入ってのんびりしていると8:30に朝食のお呼びが。本当は9時朝食らしいのだが、奥只見に行くなら早いほうが良いだろうとの心遣いであった。ありがとうございます。
朝食は山菜の湯豆腐から始まって、これまた山菜づくし。名前を忘れてしまったがシダ類の若芽がとても美味しかった。朝でも親父さんの快弁は止まらず、9時を過ぎてしまったので、そろそろ出発しますと切り出してしまった。もっとゆっくりしたかったけど仕方がない。そうして、ご夫婦と朝、昼、晩という名のワンコ達に別れを告げて、奥只見に向かって出発となった。天気は良いが今日も寒い。凍結してないと良いが。

帰りの405号も相変わらず酷道ぶりはいかんなく発揮されていたので、風景を見ながらのんびり走る。

冬は凄いことになっているんだろうね。
  

117号に向かう途中で、北海道のような直線があるとツーリングマップルに記載があったので寄ってみた。確かに。
 
出発が遅かったし、長い直線を走りに寄り道したのでコースを変更。353号経由で塩沢石打ICから小出ICへ出てから352号に入った。352号に入ってしばらくすると電光掲示板が見えてきた。光っている盤面には次のように告示していた。それは「352号冬期閉鎖」。…やっぱりね。
でもでもでも、渋峠も開通しているなら今日開通するかもしれないと根拠のない妄想を抱き、とりあえずシルバーラインの入口まで行ってみることにした。
入口に着いて道路公団?の事務所で「352号、行けません?」と聞いてみた。返事は「ダメだよ。まだ除雪してないもの」。
あ〜あ、また予定が狂ったよ。でも次の言葉で多少救われた。「252号は除雪終わったらしいから、会津まで行けると思うよ」とのこと。
おぉ、奥只見湖はダメだけど、田子倉湖は行けるのか、それならダムでも見て、檜枝岐で蕎麦でも食べて帰れるぞ!ということで予定変更となった。
距離的にも大差ないので、行程に無理はないだろう。大丈夫だ。
 

シルバーラインの二輪解放はないんだろうね。


冬期閉鎖とは八海山が涙で見えないよ。


252号では会津まで開通!と嬉しい表示。


252号は車が走っていない。
 
252号はスノーシェッドだらけだし、雪解け水が凄く路面が川になっているところもあったが、なかなか気持ち良かった。そんなこんなで田子倉湖に到着。
 

田子倉湖が見えてきた。本当に雪解け直後だ。
 
田子倉ダムは日本でトップクラスのダムとのことなので、漏れなく見学することにした。

まずはお約束。

イワナが居るそうな。

コンクリートの量はどのぐらいだろう。膨大な体積だ。

下流側から。発電所の見学ができるらしい。桜が綺麗だ。
 
田子倉ダムを抜けたあとは、檜枝岐で蕎麦を食べようと思ったが、これまたツーリングマップルに「絶品の蕎麦」と紹介されているところが南会津にあったのでそちらに行くことにした。早めに山を抜けないと寒くてかなわんよ。ここからは252号→289号→401号→352号とノンストップで走った。んで目的の蕎麦屋に到着。
 

屋号はかいなり。「ここの手打ち蕎麦絶品」なんて紹介されていたら行きたくなるよね。

確かに美味しい。暖かい蕎麦も食べたかった。
 
蕎麦の後はすらこら帰るだけ。塩原温泉を抜けて西那須野塩原ICから東北道で一気に東京へ。平日で営業車が多いから覆面の判別がしやすくて楽だったよ。
多少事故渋滞はあったが、さっさとすり抜けて18:30に無事帰宅。
 
2日間の走行996km、48.9L給油で20km/L。燃費良いのは嬉しいが、7回給油はめんどかった。
当初の予定から大幅変更となった走行コースは下記の通り。
 

より大きな地図で 090427-28 秘境 を表示
 
奥只見は残念だったけど、良い宿に巡り会えたし秘境を満喫できた気がする。山菜ばかり食べていたので体にも良い影響があるだろう。
その証拠にう○こが緑色。びっくりしたよ。