TL1000R納車

晴れてTL1000Rが納車になった。
00年式の逆輸入ワークスカラーだ。

今時のSSのようなシャープなスタイリングではなく、リアカウルも重厚で野暮ったいといえなくもない。でも、前から見たらエイ、リアカウルを見るとひとこぶラクダみたいなスタイリング(写真はタンデムシートだが)は、最近のSSはもちろん、ある意味完成されたGSのスタイリングと比べると愛嬌があるような気がしなくもない。
 
前のオーナーは最近ほとんど乗れていなかったため手放したらしい。車検証を見ると前回の車検後100kmしか乗っていない。どうりで綺麗なはずだ。タイヤも軽く皮むきしてある程度できれいな状態。8000kmちょっとしか走っていないので、ベアリングやシール関係にガタが来るのはもう少し先だと期待したい。

さて、早速走ってみた。
悪評高い発進は、2ストを乗り継いできた自分にとってはなんてこともなく、問題なく発進できる。逆に走り出してクラッチをつないだ後の怒濤のトルクが凄い。これは予想以上の加速力だ。ある高速で中高速域での加速も試してみたが、レッドまでグイグイと加速する。ハイエンドの速度域はサーキットでないと確認できないのでお預けだが、予想以上のエンジン性能で思わずニヤニヤしてしまった。
だが、困ったこともあった。固すぎると評判の純正ステダンだが、逆に軽すぎると感じる。まだ車体になれていないせいもあるが、曲がり始めの段階でオーバーステア的な挙動とともにハンドルがどうもフラフラする感じがして、しっかりと倒し込めない。正直怖いと思ったくらい。それと速度を上げてリーンした方が安定する印象だ。サスのセッティングで改善されなければオーリンズへのリプレイスを検討するしかない。
あと、立ち上がりでラフにアクセルを開けている訳でもないのに、ホイルスピンが出てしまう。R1で同様の乗り方をしてもこんなことはなかった。このあたりはツインの特性もあるかもしれないし、現行のSSと比べるのは酷だろう。慣れることで改善できれば良いのだが、こういったことがTLは乗りにくいという評判に繋がっているんだろう。
気になっていた股下の熱は、しばらく停車が続くと熱くなるが、R1よりは全然マシ。純正でも出ているヒートガードをつければ問題なくなるように思う。

しばらくはフルノーマルで試してみて、気になるとことから手をいれることにしよう。
まずはETCとシガーソケットとグリップヒーターを取り付けてから、やっつけ感満点のウィンカーからかな。
しばらくお付き合いする相棒だけにじっくり考えよう。
いや〜楽しいなぁ。