GSの感想まとめ

事故については警察関係も保険関係も一段落。次のバイクもGSを選びたかったが、同じバイクにまた乗ることは山の神様にとってみればあり得ない話だったようだ。残念ながらGSは次の機会までしばらくお預けだ。何年後になるやら…。
ま、しばらくGSから離れる決心がついたので、ここまでの感想をまとめておこうと思う。GSはもちろん、BMW初心者のインプレなので、あまり参考にならないと思うが備忘録も兼ねて。
 
最も評価する点
 体への負担が極端に少ない。どこまでも、いつまでも走れる。
 
最も評価しない点
 どれだけ走っても走り足りない。ある意味すばらしいが。


評価する点

  • まさにマルチパーパスツアラー。ガレ場と盗難多発地帯以外は行き先を選ばない。
  • 1200CCという大排気量の割には燃費が良い。ツーリングでは平均20km/l以上走る。
  • 慣れてくればワインディングはスムーズに走れる。転倒しても良いのであればまだまだ攻めれる。
  • 高速での防風性能は秀逸。スクリーンをADV用か社外品に買えると更によい。ただ、ある程度の速度以上ではスクリーンのネジをかなりしっかり締めないとスクリーンが倒れてしまうのだが。
  • 乗車姿勢がまっすぐ、さらに足つきの悪さと裏返しで、視点が高く渋滞時は安心。
  • エンジンはスムーズに回る。突然ドカンと来ることもないのでワイドにアクセルを開けてもコントロール不能になることはない。
  • 狭い道以外ではすり抜けもいける。シリンダーは気にならなくなる。
  • 立ちゴケしても車体に傷がつかないように配慮されている。シリンダーヘッドとハンドガード、ウィンカーぐらいで済む。
  • テレレバーの効果だと思うが、ブレーキング時のフロント周りの剛性感はすばらしい。コーナーの進入がかっちりと決まる。
  • 3万kmも走ればオイルはあまり減らなくなる。
  • エンジンからの熱があまり気にならない。
  • 意外にクラッチが軽い。いや、かなり軽い。
  • ウィンカーも慣れればこの方式の方が楽。
  • センタースタンド立て、足つきなど大型特有の課題は慣れが解決してくれる。
  • 高速や峠での追い越しは十分な加速性能のお陰でまったく不安は無い。
  • 峠やすり抜けで無理な走りをしなくなった。
  • ジェネレータの容量が大きいので、電装品はあれこれ利用できる。(BMWの特長かな)
  • タイヤの選択肢が意外と多い。もっと多いとうれしいが。
  • 下はトルクがないと言われるが、町乗りで6速も使える。
  • グリップヒーターとハンドガードの組み合わせは最強だ。

 

残念な点

  • あまりにも簡単に乗れる。逆に言うと癖がない。従って走り自体が目的では飽きそうで怖い。
  • 直前の路面が見えず、路面の状態がわかりにくい。ダートでは立ち乗り必須。
  • ホーンのボタンがとっさの時に押しにくい。
  • フロントからの倒し込みができないわりにリアステアでもない。結局自然なリーンウィズが一番曲がる。だから攻めてる感が得られない。(が、結構いいペースで走ってる)
  • ハンドル幅が広いので、すり抜けに気を遣う。ミニバンのサイドミラーがハンドガードに丁度ぶつかる。
  • ブレーキアシストに慣れてしまうと、エンジンを切った時のアシスト無し状態が怖い。
  • シートの後ろ側が堅い。おしりが痛くなる。前側が柔らかいのでズボンが食い込む。
  • 両手でハンドルを持つと、力が入らずバックできない。
  • 本当にタンクいっぱいまでガソリンを入れるには根気が必要。
  • 悪路での障害物に対する設計がなされているが、ちょっと中途半端か。排気量を考えると仕方がない。
  • 下りのダートなどでは、車重のせいかリアロック時のコントロールがしにくい。
  • フラットツインは気をつけないとエキパイで火傷をする。
  • 純正部品、3rd Party製品どちらも高い。
  • ツーリングで酷使するのは、肘から先と股関節のみ。レプリカで攻めた次の日のような体全体の気持ちよさは得られない。
  • 押しがけができないので、冬のバッテリーの弱さは深刻。
  • 車高の高さ、乗車姿勢が影響し、右カーブのバンク時に対向車が怖い。
  • 車高の高さ、重心の高さ、足つきの悪さが原因で、信号待ちで突風を食らうと転倒しそうになることもある。
  • 熟成されたドライブシャフトだが、町乗りではガックンガックンする。
  • やっぱり盗難が怖い。

 
評価保留

  • 3万km走れば味がでてくるというが、よくわからない。
  • リアに比べてフロントタイヤの減りが早い。
  • カーブで曲がる方向へフロントを向けないように(軽く逆ステア気味に)するとサッとバンクする。

 
なるべく早くまたGSに乗れるようがんばろう。