高いところ巡りツーリング:後編

秋鹿大影林道に入ると、ダートと砂利の混合といった印象。

パンクのリペアセットとエアポンプを持って来たのでなんとか大丈夫だろうと、どんどん進む。すると砂利に混じって 鋭い角の小岩が増えてくる。これに勢いよく乗ったらタイヤ割けるかもしれない。事態を悟った後は空気圧1.8のまま、30km〜40kmでのんびり進むことにした。2kmぐらい進むと右方向に舗装路の分岐が現れた。
なんだ舗装されてるのかと右へ進むと森林公園の入口で行き止まり。どうやら雨見林道とやらだったらしい。元の道へすたこら戻る。その後も別に良い眺めなどなく、峠付近のゆるい登りをクリアし霞峠に到着。

左側へ分岐する道はゲートが降りているので今回は迷わず右へ進む。その先も相変わらず尖った小岩だらけの道。あまり風景に変化がないのであまり覚えていないが、あっけなく353号についてしまった。結局すれ違ったのはお化けでも見るような顔をされたデリカ1台だけ。眺めがあまり良くないので人気がないんだろうな。特に危険な場所もなく走りやすい林道なんだけどな。今度来るつもりの万沢林道に期待しよう。
 
その後353号を南下して、会社の同僚に聞いた「和利の家」へ向かう。案内看板通りに行ってもなかなかたどり着けないが、看板の設置場所が的確で迷うことはないだろう。佇まいは、築130年の農家がそのままお店になっており、趣満点。百合根の入ったうどん「百合根うどん」とに黒米と黒豆の入った「ゆうめん」がおすすめらしい。
 

今もお住まいだというから驚きだ。

二色麺天ぷらセットを頼んでみた。

うどんはちょっとツユが好みの味付けでなかったが、黒米と黒豆と黒ごまの入った「黒三おこわ」がお代わりしたくなるぐらいおいしかった。天ぷらやぬか漬けの漬け物もおいしい。他にも1日10食限定の「火口そば」というものがあったが、既に終わってしまっていた。古い農家で食事させてもらえるだけでも、来る価値は十分にあると思う。
 
食事を済ますともう2時。例によって先行きが怪しい。55号で暮坂峠を経由し草津へ向かう。既に帰る時間帯なのか、空いていて快調、快調。草津に到着するとそのまま渋峠に向かった。白根山の山頂手前から雲の中となるが、少し涼しいくらいで、あっけなく国道最高地点に到着。

周りは真っ白で見るものもないので、渋峠でUターンしてスタコラ帰路につく。
 
292号から145号を経由して、406号に入ろうと企んでいたが、現地に着くと交差点がない!どうやら145号のバイパス工事中らしく、川を渡れない状況のようだ。58号経由だとかなり遠回りなので、なんとかして406号で帰りたい。
ちょうど406号のそばには、城跡らしい丸岩という目立つ山がある。しばらく145号を走るとその丸岩方面へ向かう工事車両用の道路?があったので入ってみた。かなり細い路地を通る羽目になったが、結果としてなんとか406号に入ることができた。406号は全く車がいないので、気持ちよく走れると共に、初めて体験する波状路があったりと分断国道の割にはなかなか良い道だ。

ぼよんぼよんと不思議な感覚。
 
後は倉淵付近で33号(これまた良い道)に入り、松井田を抜けて富岡ICから上信越道経由で帰った。
帰宅は8時で門限時間を過ぎていたが、今日は何故か怒られずお供え物の「笹入りそば」を渡してちゃんちゃんとなった。

走行距離は630km、ガソリンを入れていないので燃費はわからない。
今回の走行ルート


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