矢木沢ダム放水

バイクで行ける利根川最上流地点は矢木沢ダムツーリングマップルに記載されていたので、通りがかったついでに行ってみることにした。
ダム手前の放水路の所に到着すると、なにやらすごい人が集まっている。交通整理の人に聞くと、10時から放水作業の操作訓練をするとのことで、下手な滝よりもすごい放水量のため見物で多くの人が集まってくるそうな。とりあえずダムのところまで行ってみてから見物するかどうか決めようと考えてずんずん進む。
ダムへ向かう道の右側には ダムに到着していないのになぜかダム湖があるので、どうゆうことだと思いナビで調べると、このあたりには矢木沢ダム須田貝ダム、奈良沢ダム3つのダムが集まっているダムエリアらしい。奥利根や武尊周辺は30回はスキーやスノボで来ていたけど、全く知らなかった。
 
終点に到着すると。ダムから水を排水する部分が見える。駐車場は見物の人と奥利根湖で遊ぼうとしている人で結構混んでいるが、まだ放水までは時間があるので、簡単にバイクは駐められた。肝心のダムはというと、関東のアーチ式ダムでは最大級ということですごい迫力。見物人の人は思ったより少なかったので、これなら良い位置で見物できそう。参加決定だ。


EXILMのダメレンズでは収まりきらない。
 

ちょうどゲートの水漏れ防止ゴムパッキンが固着しないようにする放水管の確認をしていた。
 

覗き込んでいる視線の先に開く予定のゲートがある。
 
ダム上では作業中の東電?の人があれこれ説明してくれる。うろ覚えだけど、このゲートを10cm程度開いて、毎秒30トン(だったかな?)の水を放出するそう。さっき見た放水路のあたりは、しぶきでとんでもないことになるよ〜なんて笑っていた。他にも、飛んでいるラジコンヘリは放水の様子を撮影するために飛ばしているんですよ、セスナも飛びますよ、放水しても奥利根湖の水位は1.5cmぐらいしか変わらないんですよ、などなど入れ替わり立ち替わり解説もしてくれた。訓練と聞いていたのに和やかでいい雰囲気だ。

お世話になりました。
 
10分前になりサイレンが鳴る。ゲートのゴムパッキンの固着防止の放水も始まった。
そして…
 

ドバ―!
 

乾いた放水路に水がどんどん進む。なんだか気持ちいぃ〜。
10分後には、左側のゲートも開いて放水量が2倍に。

 
ゲート付近は満喫したので、放水路の下流に行ってみると、すごいことになっていた。
 

おぉ!こりゃすごい!

ここでも交通整理の人に聞くと放水量が最大になるとこの2倍ぐらいの水量になるそうだ。華厳の滝も足下に及ばないらしい。人が集まるのも納得。とにかくしぶきでひんやりして気持ちが良い。

奈良沢ダムも見物した。ここも姿が良いダムだ。

 
ダム見物もたまには良いものだねぇ。