6峠越えのはずが…5/3編

浜松に帰省した時に、両親と山の神様に一泊二日のツーリングのOKが貰えた。といっても今日の明日で出発なので、当たり前だが誰も一緒に来てくれる人がいない。というわけで予定通り?5/3浜松泊のソロツーを満喫することにした。
先月大井川北上コース(今日畑薙湖で県道が崩落!)で走れなかった山伏峠は当分NG、安倍峠の開通は5/17以降との情報(静岡山梨)だったので、ソロということもあるのでもうちょっと無理めなコースに決めた。そのコースは題して「6峠越え(十石峠麦草峠杖突峠分杭峠地蔵峠兵越峠)」!簡単にいうと秩父→諏訪→浜松まで299号と152号でひたすら走りきろうというシンプルかつ魅惑のコース。
何も考えず勢いだけで出発しないとうんざりしそうなコースで考えただけでわくわくする。ところがなんと、天気予報では出発予定の5/3は雨ではないの!おまけに十石峠、さらにぶどう峠まで崩落のため通行止め!299号の迂回路、田口峠は悪路の名が高く雨の中走る気がしない。仕方がないので、GIVIスクリーンの防雨効果?に全幅の信頼を寄せることにして、下仁田ICから254号で佐久経由で行くことに決め、遠足前のどきどきかつ落ち着かない夜を過ごすこととなった。
そして当日朝4時。………雨は止まず。
もう少し待てば止むのでは…という淡い期待はあっさりと裏切られ、9時まで待っても止むどころ結構降ってる。ここで天使のささやきに心が折れた。
天使:「秩父は日帰りでも行けるよ。諏訪まで高速で行っちゃえ。今日麦草行ったら死んじゃうよ」
俺: 「…そりゃそうですね。」
 
というわけで甘ちゃんな私は10時に諏訪に向けてようやく出発した。
GIVIスクリーンの防雨効果はすさまじく、甲府付近になるとすっかり晴れたこともあり、東京は雨だったことを忘れるくらい濡れずに済んだ。やはりでかいスクリーンは暑いけど良いもんだなぁと感動することしきりだった。
 
諏訪南ICで降り、第一の峠、杖突峠を経由し高遠に到着。
高遠では会社の同僚の親戚が「華留運(ケルン)」という高遠そば屋さんをやっていると聞いたので、行ってみることにした。その会社の同僚は日本人離れしたロシア人的顔立ちなのだが、華留運のおじさんもさすがに親戚、相当濃い顔をしている。あれこれお話をうかがいつつ、つゆに辛味噌を溶かし混む独特の高遠そばを頂いた。

 
食べ終わると既に14時半。真っ暗の兵越峠を越えたくはないのでちらっと葉桜満開の高遠城を見学してから出発した。152号に入ってからは天気の心配どころか、最高のツーリング日和。
※今日は館山から横浜まで4時間渋滞にはまって眠いのでここからは写真中心で。館山道混みすぎ。


いやぁ南アルプスが素晴らしい。
 

フォッサマグナの露頭地点では撮影しなかったが、お約束らしいここは撮影。やはり水は売っていない。
 

分杭峠。遠くの美和湖から谷間を抜けてきたのがよくわかる。

 

152号はところどころ一車線ぐらいの道幅だが道路状態は良好。気持ちいい道だ。たまにライダーに会釈されてこっちもあわててぺこり。ADV3台のグループにもすれ違ったなぁ。そうそう、大鹿にはガソリンスタンドが結構あるがハイオクを置いているところは少ないので注意です。
 
 
地蔵峠。写真左上にいるお地蔵さんにお参りしたが写真は控えた。なんか御利益がありそうな写真になった。
 

青崩峠に行ってみたいなぁ。武田信玄が南攻した時どっちの峠を通ったんだろう。気になります。
 

んで、最期の兵越峠。もっとガレガレの峠道を想像していたのだが、意外にも普通の峠。他に立派な看板があったが妙な雰囲気のカップルがいたので撮影はあきらめた。
 

浜松に入って秋葉ダム手前の吊り橋。この側にあるちいさな休憩所青谷ポケットパークにはシャワー付き洗面台があった。すごいぞ浜松市

 
結局実家には19時ちょうどに到着。走行距離は400km程度で当初の意気込みはどこへやら普通のツーリングになってしまった。翌日の帰路こそ弾丸ツアーにしたいところ。麦草峠は必須だな。GS君には出際にクレンザーを投入したせいかエンジン快調で何より。
 
5/4編に続く