ブロックの付いたタイヤが欲しい。

先々週は山北への城攻め参加、先週は会社メンバーとのまったりツーリングだったので、どうもGSを満喫できなかった。
そんな矢先ようやくETCを取り付けてもらう。やっぱりダブルのキャンペーン適用で、実質3.2万円のお得感は大きい。さらに高速も値引きだからうれしいことこの上ない。ただ、マイルバックのキャンペーンはETCカードが車と共通なので、車載器の登録を切り替えなくてはならず面倒。それと職業柄ETCマイレージのページはFAQがなってないことが不満。サポートコストの意識がないのかね。まったく。
 
そんなこんなで、GSを満喫しに土曜日はソロで房総へ出かけた。行き先は懲りずに林道。オンロードタイヤでどこまで行けるのか見極めてやるのだ。ついでにどなたかGS乗りの方がBlogにあげていたコースの中で、走ったことがない道があったので、その辺も走れたら走ってみることにした。経路はETCの通勤割引適用狙いでアクアラインへ。ちょっとだけ最高速を試してみたが、あらら、すんなりでてしまいますよこのバイクは。でも凄い振動。SSの人主体のツーリングは手がしびれることになりそう。しかし、ノーマルでも軽く頭を引っ込めれば本当に風圧がない。だから寒くない。冬向きのバイクなんだろうねドイツ生まれだし。などと不気味に独り言を言いながら房総に入った。
 
県道182に入って山中林道の入口を見てみたが、相変わらず通行止め。予定通り大山林道へ向かった。入ってみるとところどころ水たまりでほんのちょっとマッドっぽい。ま、GSにも大分慣れてきたので大丈夫でしょうということで、そのまま走行継続。

 
途中、待避ゾーンに軽トラのご夫婦がいたので、ちょっと小休止してあれこれ林道の状況について話を聞いてみることにした。山向こうから水を引っ張ってきているので大変だなどとおっしゃりつつ、気づくともう山の中で分け入っていらっしゃる。肝心のことが聞けず道に戻ろうとしたときに事件が起きた。
林道へ戻る時にちょうどセローの人がきたので、止まった場所が悪かった。下草で見えなかったのだが、完全な泥の中にいたのだ。気づいたときにはもう遅く、後輪は泥の中に埋没。あ"〜〜
GS重すぎる。押しても引いても動かない。後輪の下に乾いた草を押し込んでもだめ。セローの人はとっくにいない。軽トラご夫婦も山の中。こりゃ誰も来ないとまずい。しかし、こんなリスクは承知の上でソロで林道を走っているのでなんとか一人で解決せねば。これでも雨の中、荒川の土手をSRXで駆け上がった男だ(なんのこっちゃ)。
 
オンロードタイヤでスタックしたときは、あせらず発掘作業と道作りに専念しなくてはならないと昔先輩に教わった気がする。コースを検討し手頃な枝を探すと、早速土木作業開始。そして約15分後めでたく発進コースが完成。慎重にクラッチをつなぐ。「だ、だめだ、まだ空回りしてる!」あきらめついでに一回GSに後ろへ反動を付けてドンをクラッチをつなぐと、するすると作ったコース(溝)を進めるではないか!いや〜助かった。でもGSは泥のお化粧で結構な状態に。ユーラシア横断のGSの画像みたいだ。(疲れて写真を撮るのを忘れてた)
 
その後の横尾林道は多少後輪が暴れる程度で快調に走行。ちょうど足を出したい場所にシリンダーがあるのでペースは遅めだが、ライン取り重視で楽しめた。高山林道の入口につくと道の状態は良さそうで気持ちよさそうだが、すっかり汗をかいてしまったし、腹も減ったのであきらめて鴨川方面へ向かうことにした。

刺身定食を食べて満腹になると、情けないことに林道に戻る気がしない。やっぱりオンロードでマッドは無理でしょ普通。この調子で林道走るならオフタイヤが必要だ。でも、仲間はみんなオンロードメイン。ソロの林道のために舗装路の快適性を犠牲にするのは悩ましい。でもなぁ。
食後の一服にそんなことを考えていると、押したり引いたりやってたせいでかなり筋が痛いことに気がつく。情けないが養老渓谷で温泉につかることにした。後は普通のまったりツーリング。
温泉に入ったらアクアライン経由ですたこら帰る。ところが家に着くはずが気づいたらラフ&ロード。ここにはGSに合うサイズのトレールタイヤは置いていないのだが、どうも気がそっちの方へ向かっちゃってしようがない。タイヤを恨めしく眺めていてもしようがないのであきらめて何も買わずに帰ることにした。
帰り際、隣のスペースに黄色のGSが入ってきた。泥だらけのGSでごめんなさい。と会釈して帰ったなんともまとまりの悪い一日でした。
 
16.5給油、走行301km。燃費悪し。オイルが覗き窓下まで一気に減った。最高速の影響ですかね。