子供に何かをさせるにはプレゼンスキルが重要?

娘にはバレエとピアノ、水泳、スキーはお試し程度でも習って欲しかったが、猛烈に抵抗されたのでとりあえずあきらめていた。娘は乳児の頃から事前に段取りを踏まないと「それ聞いてない!」状態になってしまい、断固拒否モードになってしまう傾向があったので、しばらく説得は不可能だとあきらめた。実は、バレエは同じ保育園のママに発表会に参加するだけでも10万、参加を拒否するとレッスンで差別されるなどの怖い話を聞いていたし、某有名バレリーナの親御さんから苦労話を聞いたことがあったので、親としても覚悟が必要だったため先送りにしていた。ところがひょんなことから、やりたいと言い出した。
娘は他の子供同様、体が柔らかいので、「バレエに行くともっと柔らかく、格好良くなれるよ」と言って説得を試みていたのだが拒否されていた。ところが昨日、「バレエを習ったら、週に一回好きなお菓子を買ってあげる」と口約束をしてみたら、突然行くと言い出した。奥さんが「パパはきっとお菓子のこと忘れるけど、いいの?」と聞いても行くと譲らない。なんのことはない、前から行きたかったのだが、頑固な性格が災いして行かないと決めていたようだ。
そこで気づいたのだが、子供の説得にも一つのメリットの訴求では駄目で、プレゼンや商談でよく言われる3つの理由が必要だったのかもしれないと気がついた。今回は、「バレエで体が柔らかくなれること」、「保育園で仲の良い友達と同じ教室に行くこと」そして「お菓子を買ってあげること」この3つで折れた。もしかすると他の習い事も同じ方法で説得できるかもしれない。そう思ってまずはスキーから説得を試みることにした。
今回は子供向けの設備が充実しているMt.Jeansに行った。そこで、次の3つの方法でスキーのレッスンを受けてみないか説得してみた。「他の子供が上手に滑っていること」「スキーを始めるといつでもソリ遊びができること」「ソフトクリームを買ってもらえること」の3つだ。するとどうだろう「やる!」と言い出すではないかい!こりゃしめたとばかりに、チビッコレッスンを申し込んであげましたよ。この分だとスキーもピアノも説得できそうだ。

やはり巷で良く言われる通り、説得には3つの理由が効果的のようだ。その効果はこれでも見てくだされ。

息子はおおらかな性格だし、娘がやっていれば、こんな面倒な方法でなくとも始めるだろう。とにかく、大人向けのプレゼンスキルが子育てにも有効だとは驚いた。そして、今回が初めてではないが、人の性格は本当に持って生まれたものだと、子育てに参加してみてつくづく思う。昔、自分の性格の事で親を恨めしく思ったことが今思うと情けないが、こうやって子供と向き合っていると、自分を省みることになったりするので、結果、親が成長していくんだなとも思った。
 
さて、久々のMt.Jeans、那須高原サービスエリアのETC専用出口を経由したが、舗装林道程度の細い道を経由せねばならず、昨晩の降雪もあって多少ヒヤヒヤさせられた。

除雪はしてあるのだが、氷点下以下だとさすがに心配だ。
 
到着は10:30だったが、駐車場は第二駐車場にぎりぎり入れた。結構混んでるぞ。シャトルバスでゲレンデへ向かうとバブルの頃の苗場まで行かないが、凄い賑わいだ。一番左のリフトに乗るのに30分並んでしまったよ。

栃木にスキー場は少ないから?それともチビッコ向けが充実しているから?

5年ぶりにアルペンの板で滑ってみたが、前日にしっかりとメンテしていたし、雪質は降ったばかりのパフパフの雪だし、とても気持ちが良かった。FreeStyleより左足に体重がかかるので、帰る頃には左膝がガクガクになってしまったが、体が滑り方を覚えていてホント良かった。板はかなり古いHotのBlastだけどまだまだ滑れそうだし、やはりアルペンの板はスピードが乗るので気持ちが良い。
将来、娘がゲレンデデビューするとなるとスキーに戻さないと行けないので、それまでしっかり楽しもう。